以前、ある園長先生から全国の保育園に通う保護者を対象としたアンケート調査を
見せていただいたことがありました。
その中に、「『ほっとする園』とはどういう園ですか。」という項目がありました。
1位は、どんな内容だったと思いますか。
1位は、「お迎えの時、先生が笑顔で元気よく挨拶をしてくれる園」。
「仕事で疲れていても、先生が笑顔で挨拶をしてくれると一気に仕事の疲れが吹き飛びます。」と
いった理由が多くありました。挨拶は、人が幸せになる魔法の言葉なのですね。
多くの保護者の方は、わが子に「自ら挨拶ができる子」に育ってほしいと願っています。
そして、多くの園が保育指針として、教育哲学者である森信三先生が提唱された「しつけの三原則」を
掲げていらっしゃいます。
①挨拶は自分から先にする ②返事は「はい」とはっきりと言う ③履物は揃え、椅子は入れる
という原則です。
森先生は、挨拶を自らすることは、「積極性の種まきだ」と明言を残されました。
さあ、新年度が始まりました。先生から子ども達に挨拶競争を持ちかけてみてはいかがでしょう。
朝、会ったらどちらが早く笑顔で「おはよう」と言えるかの競争です。
これは、挨拶の交し合いができる雰囲気を作るということに価値があります。
とても楽しい活動なので、ぜひ、お勧めです。(文責:斉藤)