コラム№2 隙間時間、待ち時間に最適な言葉遊び

 

語彙力が豊富な子は、学習能力が高いということは、誰もが知っていることでしょう。

保育の活動時間内だけでなく、ぜひ、言葉遊びを多く入れていただくことをお勧めします。

 

 

降園時バスを待っている時、次の活動までの待ち時間など、隙間時間は探すと見つかります。

そんな時、「♪あ のつくもの何がある?」という頭音遊びなどは最適です。

ここで、気をつけることは、「他には?」「他には?」と追い込まないことです。

 

 

こんなかわいい作文があります。

 

 

きょうは、さんかんびでした。おかあさんがたくさんきていて、すこし、ドキドキしました。

せんせいが、「てのつくことばのわかる人?」とききました。みんなが、「はーい。」と

手をあげました。わたしは、あたまの中がごちゃごちゃして、わかりませんでした。

かえりの車の中で、ママが、このつくことばとか、きのつくことばとかたくさんききました。

ママのこえがどんどんこわくなるので、わたしもどんどんわからなくなりました。

ママが、たのつくことばをきいたので、「たぬき」といいました。「ほかには?」と

きかれて、ずーっとだまっていたら、ママが、「たのつくことばよ。」と

なんかいもおこったこえでいいました。

「たー、たー、たすれてくれー。」といったら、ママがおおわらいして

「ごめんね。もう、おしまい。」といってくれました。

いつものやさしいママになってくれて、うれしかった。

 

 

園で行う時には、「みんなで考える」こと。

また、だらだらと進めていくと、子どもたちは、飽きてしまいます。

時間制限を設けたり、数を決めたりして行ってください。

「バスが戻ってくるまでに、10個みんなで考えよう。」

「〇〇組の体操時間が終わるまでに、10個みんなで考えられるかな。」などと、

働きかけると、待ち時間がゲーム感覚の楽しい言葉遊びへと変わっていきますよ。(文責:斉藤)