語彙力が豊富な子は、学習能力が高いということは、誰もが知っていることでしょう。
保育の活動時間内だけでなく、ぜひ、言葉遊びを多く入れていただくことをお勧めします。
降園時バスを待っている時、次の活動までの待ち時間など、隙間時間は探すと見つかります。
そんな時、「♪あ のつくもの何がある?」という頭音遊びなどは最適です。
ここで、気をつけることは、「他には?」「他には?」と追い込まないことです。
こんなかわいい作文があります。
きょうは、さんかんびでした。おかあさんがたくさんきていて、すこし、ドキドキしました。
せんせいが、「てのつくことばのわかる人?」とききました。みんなが、「はーい。」と
手をあげました。わたしは、あたまの中がごちゃごちゃして、わかりませんでした。
かえりの車の中で、ママが、このつくことばとか、きのつくことばとかたくさんききました。
ママのこえがどんどんこわくなるので、わたしもどんどんわからなくなりました。
ママが、たのつくことばをきいたので、「たぬき」といいました。「ほかには?」と
きかれて、ずーっとだまっていたら、ママが、「たのつくことばよ。」と
なんかいもおこったこえでいいました。
「たー、たー、たすれてくれー。」といったら、ママがおおわらいして
「ごめんね。もう、おしまい。」といってくれました。
いつものやさしいママになってくれて、うれしかった。
園で行う時には、「みんなで考える」こと。
また、だらだらと進めていくと、子どもたちは、飽きてしまいます。
時間制限を設けたり、数を決めたりして行ってください。
「バスが戻ってくるまでに、10個みんなで考えよう。」
「〇〇組の体操時間が終わるまでに、10個みんなで考えられるかな。」などと、
働きかけると、待ち時間がゲーム感覚の楽しい言葉遊びへと変わっていきますよ。(文責:斉藤)