育脳コラム№1 教室(クラス)のルール作り

 

教室で子ども達と過ごしていく上で、必ずルールが必要です。

先生ご自身が、自分の作りたい教室のイメージを子どもたちに話すことは、

新年度が始まった今だと思います。

先生方はどんなことを伝えていきたいですか。

 

 

挨拶をする、人の話をきちんと聞く、返事をする、お友達の嫌がることはしない、

忘れ物をしないなど、いろいろとあるかと思います。

特に、小学生に徹底したいのは、「忘れ物をしない」ということです。

忘れ物をした時、保護者に向かって「どうして、かばんに入れてくれなかったの?」

と言う子どもはいませんか。

「自分の物は自分で管理する」…とても大切なことです。

 

 

小学生は、自分で前の日に、筆箱を確認して鉛筆などは削っておく、宿題、定規など、

準備する習慣をつけていくよう伝えてください。

幼児は、保護者が全てするのではなく、一緒に準備をすることをお勧めします。

 

 

また、幼児クラスの子ども達を見ていて、思うことがあります。

それは、子どものかばんを保護者が持って入って来るということです。

子どもが持てるサイズ、量なのに、子どもの荷物を持っている保護者を

多く見かけます。

帰りの際も、当たり前のように保護者に自分のかばんを渡す子ども、

そして何も言わずに普通に持ってあげてしまう保護者。

 

 

「荷物は大人が持つもの」ということを自然に子どもは学んでしまっているのです。

自分が持てる自分の荷物を持たないでいると、

今後、持ち物の管理はできなくなってしまうでしょう。

 

年度初めの今、自分の物は自分で管理できるように、

「自分の物は自分で持つ」という癖を幼児期からつけていくよう

働きかけてみてはいかがでしょうか。(文責:斉藤)