教室で子ども達と過ごしていく上で、必ずルールが必要です。
先生ご自身が、自分の作りたい教室のイメージを子どもたちに話すことは、
新年度が始まった今だと思います。
先生方はどんなことを伝えていきたいですか。
挨拶をする、人の話をきちんと聞く、返事をする、お友達の嫌がることはしない、
忘れ物をしないなど、いろいろとあるかと思います。
特に、小学生に徹底したいのは、「忘れ物をしない」ということです。
忘れ物をした時、保護者に向かって「どうして、かばんに入れてくれなかったの?」
と言う子どもはいませんか。
「自分の物は自分で管理する」…とても大切なことです。
小学生は、自分で前の日に、筆箱を確認して鉛筆などは削っておく、宿題、定規など、
準備する習慣をつけていくよう伝えてください。
幼児は、保護者が全てするのではなく、一緒に準備をすることをお勧めします。
また、幼児クラスの子ども達を見ていて、思うことがあります。
それは、子どものかばんを保護者が持って入って来るということです。
子どもが持てるサイズ、量なのに、子どもの荷物を持っている保護者を
多く見かけます。
帰りの際も、当たり前のように保護者に自分のかばんを渡す子ども、
そして何も言わずに普通に持ってあげてしまう保護者。
「荷物は大人が持つもの」ということを自然に子どもは学んでしまっているのです。
自分が持てる自分の荷物を持たないでいると、
今後、持ち物の管理はできなくなってしまうでしょう。
年度初めの今、自分の物は自分で管理できるように、
「自分の物は自分で持つ」という癖を幼児期からつけていくよう
働きかけてみてはいかがでしょうか。(文責:斉藤)