コラム№19 入学前に身につけたいのこと 生活編①

 

卒園まで、3か月ぐらいとなりました。

生活面において、入学前に身につけたいことを5回シリーズで書かせていただきます。

園のお便り、保護者会などで年長児の保護者様へお伝えいただけましたら幸いです。

 

vol. 1 朝ごはんを食べよう

朝ごはん・・・実は、空いているおなかを満足させるためのものだけではありません。

朝から、すっきり活動したいのに、なかなか脳が起きてくれず、ぼうっとしてしまうということはありませんか。

その原因は、睡眠中は体温が下がっているため、血糖値が低く、内蔵や神経、脳の働きが低下していることに

あるようです。

 

だからこそ、「朝ごはんを食べる」のです。

なぜならば、ご飯やパンなど炭水化物を食べると、血糖値が上がり、体温も上がります。

すると、血流がよくなり、体が目覚めてきます。

朝ごはんを食べないと、活力がわかない、体温が低い、疲れやすくなると言われているのです。

「お子さんと一緒に、朝ごはんを食べる!」

あたりまえのことですが、とってもとっても大切なことです。

 

来年4月から小学校生活が始まります。

今よりも朝が早くなるご家庭も多いことでしょう。

時間にゆとりをもって朝ごはんが食べられるように、早寝早起きを忘れずに。

 

vol. 2 夜9時までには、寝よう

昔から「寝る子は育つ」と言われていますが、どうしてなのでしょう。

それは、お子さんの成長にとって、大切な「成長ホルモン」が関係します。

その「成長ホルモン」が出るのは、寝ている時だからです。

「成長ホルモン」の役割は、①身長を伸ばす(骨や筋肉の成長を促す)  ②病気への抵抗力を高める

③けがへの回復力を高める ④脂肪の分解(足りないと太りやすくなる) などです。

 

分泌されるピークは、寝入って最初の深い眠り。

夜10時から翌朝2時の間が多いと言われています。

よって、健やかな成長には、10時には「深い眠り」についていることが大切。

この「深い眠り」に入るまでには2時間かかると言われているので、理想的な就寝時間は夜8時。

いろいろとご家庭のご事情はあると思いますが、夜9時までには、就寝するよう心掛けていきましょう。(文責:斉藤)