生活面において、保護者の方へ伝えていただきたい「入学前に身につけたいこと」②をお伝えします。
vol. 3 スムーズに着替えができるようにしよう
園では困ったことがあると、先生が助けてくれますが、小学校に入ると、一人でするのが基本です。
体操服に着替える、水泳時には水着に着替えるなど、小学校では着替えることが、今以上に、多く出てきます。
年長さんの今、着替えに関して出来ない子は恐らく、いないでしょう。
しかし、問題なのは、その着替えが、スムーズに、そして、時間内に出来るかということです。
小学校での着替えは、授業が始まるまでの限られた時間での着替えなので、慣れていない子にとっては、
戸惑ってしまうようです。一番上のボタンなどは結構苦戦してしまうこともあります。
おうちで「〇〇時までに着替えてね。」と時間指定をして、スムーズな着替えが出来るよう練習しましょう。
また、小学校では、体操服に着替えた後、体育の授業が終わったら、また、着替えます。
次に、着ることを考えて、脱いだものは、手早くある程度、たためるようにしておくなど、
ご家庭で、パジャマの着替えなどの時に、練習しておくといいですね。
vol. 4 少しずつ時間を意識できるようにしよう
小学校では、自分で時間を見て、行動します。時間を自分で意識できるようになるために、
まず、時計を読めるようにしたいものです。
お父様やお母様は、わかっていらして、数字の入った時計を用意して、一生懸命に教えます。
しかし、お子さんは全く覚えられないという声を耳にします。
なぜならば、お子さん自身が、時計に興味がないからです。
そのためには、勉強としてお子さんに教えるだけでなく、生活の中に時計(時刻)を密着させていくことを
お勧めします。
まずは、お子さんが嬉しい時間、楽しい時間は何か、考えてみてください。
「〇〇時になったら、パパが帰ってくるよ。」
「〇〇時になったら、おやつね。」など。
事あるごとに、時刻を会話に入れていきます。
「早く~しなさい」とよく言いがちですが、「早く」を時刻に変換して話すようにしてみてはどうでしょう。
「出かけるから早く準備してね。」⇒「出かけるから〇〇時までに、準備してね。」
「早く寝なさい」⇒「〇〇時になったら、寝ようね。」
「早く食べなさい」⇒「〇〇時までに、食べ終えてね。」など。
初めは、〇時という時計の短い針を覚えていきましょう。
次に、〇〇分の長い針へと進みますが、その前に5とびの数え方をお風呂などで楽しく歌を
歌う感覚で記憶させておくといいですよ。(文責:斉藤)