コラム№7 子ども達の「鉛筆」。手にフィットしていますか?

 

私が伺わせていただく全ての園では、親指、人差し指、薬指の3本の指が3つの面に

しっかりフィットする三角鉛筆、もしくは六角形鉛筆を使用されています。

また、濃さも年齢に合わせて、4Bから2Bを使用されています。

素材はとても大切ですよね。

 

そこで、今回は、鉛筆について、少し気になる点をお話させていただきます。

 

①鉛筆の長さ

子ども達にとって、新品はとても嬉しいようです。特に、春に園に伺うと、

新品の鉛筆を嬉しそうに書く子ども達に出会います。

嬉しそうに書いている子ども達ですが、書く時になると、鉛筆がフラフラとしています。

幼児には長すぎて、書く時に不安定な状態になっているのです。

 

園で子ども達が使う鉛筆の長さは、手にフィットしていますか。

 

年齢によって、長さは異なりますが、手のサイズに合った鉛筆が最適です。

特に、2、3歳の子ども達は、使いかけの短くなった鉛筆の方が使いやすいのです。

新品を半分に切って使うか、園にある使いかけの鉛筆を集めて使った方がよいと思います。

一般的な鉛筆はJIS規格により17.2cm以上と定められていますが、

販売会社によっては、少し短めの鉛筆も販売されています。

 

一度、鉛筆がふらふらしていないか、安定感を確かめてみてくださいね。

 

②削りすぎに注意を

年長児になると、先生の机にある鉛筆削りを貸してもらって、削っている姿をみかけます。

また、先生が削ってあげている園も多いかと思います。

その時に、あまり削りすぎないようにしましょう。

 

芯をあまり尖らせすぎると、ポキポキと折れてしまいます。

鉛筆の芯は、細く長くではなく、芯を短めに削ることをお勧めします。

特に色鉛筆は、芯がやわらかいため注意が必要ですよ。(文責:斉藤)