コラム№8 数の唱え方について

 

百玉そろばんや数表などで、数を順に唱える時、また、逆に唱える時、

下記のどちらの唱え方にしていますか。

 

A「いち、に、さん、、ご、ろく、しち、はち、、じゅう」

「じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ご、よん、さん、に、いち」

B「いち、に、さん、、ご、ろく、しち、はち、、じゅう」

「じゅう、、はち、しち、ろく、ご、、さん、に、いち」

 

「4」は、「よん」と「し」、「7」は、「なな」と「しち」、「9」は、「く」と「きゅう」の

2種類の読み方があります。

 

「し」「しち」「く」「きゅう」は、音読み。

「く」と「きゅう」は、どちらも、音読みですが、「く」は呉音、「きゅう」は漢音の読みとなっています。

そして、「よん」「なな」は「訓読み」です。

 

このように、日本語の数字の読み方は、とても複雑です。

 

では、AとBどちらが正しいのでしようか。

1から順番に数える時は、皆さん、音読みで読みますが、逆唱は悩まれる先生が多いようです。

 

結論から申し上げますと、どちらが、正しいということはありません。

 

「2通りの読み方を知らせていきたいから、Aにする。」

「小学校へ行ってからの九九に慣れてもらうため、Bにする。」

 

私が伺わせていただいている園でも、目的によって唱え方はさまざまです。

一番大切なことは、園での唱え方を統一するということです。

担任の先生によって唱え方が違うと、進級した時に、子ども達は戸惑ってしまいますよね。

 

園として、どのように唱えていくか、ぜひ、話し合っていただき、

唱え方を同じにされてくださいね。(文責:斉藤)