先生方は、次の問題で式を書くとき、➀、②のどちらで指導されますか。
高さが80cmのつくえに65cmのはこをのせると、
つくえの下からはこの上までの高さは何m何cmになりますか。
➀80cm+65cm=145cm
②80+65=145
どちらも正解ですが、協会のプリントでは、今後、複数単位が混在してくると、ミスが生じやすいので、
➀の単位をつける解答としています。
しかし、私が見たいくつかの教科書では、単位なしで式を表しています。
「式」に単位をつけなくてはいけないという決まりはありません。
教科書、学校、担任の先生によって、違います。
担任の先生によっては、単位をつけたら、不正解で×となったということもあるようです。
数字の意味を考える習慣、文章題の正確な読解力、ミスを防ぐ力をつけていくためには、
面倒でも、式に単位をつけて計算することをお勧めしますが、いかがでしょうか。
「80cm+65cm=145」
これは、不正解です。
式に単位をつけるならば、式の答えにも単位をつける、単位をつけないならば、
式にも式の答えにもつけないことを統一して指導をされてください。
特に、時刻や時間の計算の問題は、立式の際、単位をつけるようにした方が良いと思います。
「時」や「分」を取ってしまうと、時の計算か分の計算かわからなくなってしまうからです。(文責:斉藤)