育脳コラム№7 授業で鍛える!その方法とは?(年長~小学生)

 

 

初めての単元の時は、しっかりと先生主導型で指導を入れてください。

 

ただ、毎回、みんなで問題文を読んだ後、先生がかみ砕いて、

話し合いながら指導書にある解答へ導いていく指導は、控えていきましょう。

 

単元の内容によりますが、年長、小学生クラスでは、

「まず、問題文を一人で読んで自分の解を書く」ということをさせてください。

 

小さな年齢の時は、かみ砕いて指導をしていく授業形態でよいのですが、

このやり方をずっとしていくと、子ども達は鍛えられていきません。

 

まず、個々で解かせてみて、その答えの正誤を確かめた後、

そのプロセスを指導していくことがとても大切です。

必ず、子ども達に「作業」をくぐらせてくださいね。

 

先生方から「それは、家庭学習と同じで指導とはいえない」と言われることがありますが、

子ども達を鍛えるための立派な指導なのです。

なぜ、教室ではわかっているのに、テストになると点が取れないのか。

それは、一人で解くことをさせていないからです。

テストでは、誰も助けてくれないのです。

 

特に小学生クラスでの先生主導型の授業は、一見指導をしているようですが、

実は表面的な授業になりやすく、子ども達の力は伸ばされていないということがあります。

 

このような脆さを克服していくために、まず「作業」をさせ、

他の人の考えに左右されない自分自身の判断、解釈を持たせるように

していきましょう。  (文責:斉藤)