百玉そろばんや数表などで、数を順に唱える時、また、逆に唱える時、
下記のどちらの唱え方にしていますか。
A「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、く、じゅう」
「じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ご、よん、さん、に、いち」
B「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、く、じゅう」
「じゅう、く、はち、しち、ろく、ご、し、さん、に、いち」
「4」は、「よん」と「し」、「7」は、「なな」と「しち」、「9」は、「く」と「きゅう」の
2種類の読み方があります。
「し」「しち」「く」「きゅう」は、音読み。
「く」と「きゅう」は、どちらも、音読みですが、「く」は呉音、「きゅう」は漢音の読みとなっています。
そして、「よん」「なな」は「訓読み」です。
このように、日本語の数字の読み方は、とても複雑です。
では、AとBどちらが正しいのでしようか。
1から順番に数える時は、皆さん、音読みで読みますが、逆唱は悩まれる先生が多いようです。
結論から申し上げますと、どちらが、正しいということはありません。
「2通りの読み方を知らせていきたいから、Aにする。」
「小学校へ行ってからの九九に慣れてもらうため、Bにする。」
私が伺わせていただいている園でも、目的によって唱え方はさまざまです。
一番大切なことは、園での唱え方を統一するということです。
担任の先生によって唱え方が違うと、進級した時に、子ども達は戸惑ってしまいますよね。
園として、どのように唱えていくか、ぜひ、話し合っていただき、
唱え方を同じにされてくださいね。(文責:斉藤)