今回は、作文を書く際の原稿用紙の使い方について、7つのポイントをお伝えします。
原稿用紙の使い方について、公的な決まりはありませんが、小学校の教科書にある事項を踏まえ、
今回は、間違えやすい使い方についてのみ、記載します。
①句読点が行末きて、マス目がない場合
・句読点は、行のはじめに書くことはできません。句読点が原稿用紙の下にきて、マス目がない場合、
欄外に書いてもかまいませんが、最後のマス目に文字といっしょに書いた方がよいでしょう。
②促音、拗音の小さな「っ、ゃ、ゅ、ょ」が、行頭にきた場合
これらの文字は、行頭に書いてもかまいません。
もしくは、前の行の最後の文字と一緒に書いてもよいでしょう。
③会話文の書き方
・会話は、かぎをつけ、行を変えて書きます。
・句点について、雑誌や新聞などは、かぎかっこのみという書き方が多いのですが、
小学校の教科書において、「句点+かぎかっこ」とあるため、そちらに準じた方がよいでしょう。
・書く位置を間違えないようにしましょう。(縦書きの場合)
小学校の教科書では、始めのかっこは、マスの右下。
終わりのかっこは、マスの左上に書き、句点をマスの右上に書きます。
最後のマスに文字と句点が来る場合は、行末の文字と同じマス目の下方、もしくは、欄外に書くとよいでしょう。
④2行以上続く会話文
・2行以上続く場合、2行目以降も1字下げて、行を揃えます。
(会話文の2行目以降は一字下げずに一番上のマスから書くのが一般的ですが、小学校の教科書のみ、
読みやすさが重視のため、2行目以降は1字下げて表記しているので、それに合わせて方が良いという考えです。)
⑤心の中で思ったこと(内言文)について
会話文は、行を変えて書きますが、思ったことを書く時には、行は変えずに書きましょう。
⑥感嘆符「!」、疑問符「?」について
1マスの真ん中に書き、句点は打ちません。また、行頭にはこないように気をつけましょう。
⑦文体の統一について
「です調(敬体)」もしくは「である調(常体)」のどちらかに語尾を統一するようにしましょう。
今年も作文コンクールが開催されます。
ぜひ、今年もご応募いただきたく、お力添えのほどよろしくお願い申し上げます。(文責:斉藤)